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# 取引以外の手数料

> 取引手数料以外に課されるすべて。ブリッジでの資金移動、アカウントの有効化、ヴォールトの作成と運用、強制決済にかかるコストです。

[取引手数料](/ja/programs/fees)のページは、約定にかかるコストを説明します。ここではそれ以外のすべて、つまり資金の移動、アカウントの保有、プロトコルが運営するサービスの利用によって生じる費用を見ていきます。

<h2 id="at-a-glance">
  一覧
</h2>

|                        | 課される額                    | 支払先             |
| ---------------------- | ------------------------ | --------------- |
| **入金**                 | なし。送金元チェーンのgasのみ         | —               |
| **出金**                 | 定額のプロトコル手数料と、送金先チェーンのgas | プロトコルのシステムアカウント |
| **内部送金による新規アカウントの有効化** | 一回限りの定額手数料               | プロトコルのシステムアカウント |
| **注文の発注・変更・取り消し**      | なし                       | —               |
| **ヴォールトの作成**           | 返金されない定額手数料              | 作成者から焼却         |
| **ユーザー作成ヴォールトへの預け入れ**  | 利益の一部のみ                  | ヴォールト運用者        |
| **強制決済されること**          | 強制決済されたポジションへのペナルティ      | 保険基金            |

ブリッジとアカウントの手数料は、取引手数料とは**別のプロトコルアカウント**に集められます。2つの流れは混ざりません。だからこそ、それぞれをコミット済みブロックから独立に照合できます。

<h2 id="bridge-fees">
  ブリッジ手数料
</h2>

<div className="dg" data-dg="bridge-fees">
  <div className="dg-c" style={{aspectRatio:"720 / 324"}}>
    <svg className="dg-w" viewBox="0 0 720 324" aria-hidden="true">
      <path className="dg-wire" d="M 173.50 92.67 L 173.50 104.27" />

      <path className="dg-head" d="M 173.50 110.67 L 169.10 104.27 L 177.90 104.27 Z" />

      <path className="dg-wire" d="M 173.50 157.33 L 173.50 168.93" />

      <path className="dg-head" d="M 173.50 175.33 L 169.10 168.93 L 177.90 168.93 Z" />

      <path className="dg-wire" d="M 546.50 92.67 L 546.50 104.27" />

      <path className="dg-head" d="M 546.50 110.67 L 542.10 104.27 L 550.90 104.27 Z" />

      <path className="dg-wire" d="M 546.50 157.33 L 546.50 168.93" />

      <path className="dg-head" d="M 546.50 175.33 L 542.10 168.93 L 550.90 168.93 Z" />
    </svg>

    <div className="dg-band" style={{left:"0.0000%",top:"8.0247%",width:"48.1944%",height:"62.3457%"}}><span className="dg-cap">入金：プロトコルは何も徴収しない</span></div>
    <div className="dg-band" style={{left:"51.8056%",top:"8.0247%",width:"48.1944%",height:"62.3457%"}}><span className="dg-cap">出金：定額のプロトコル手数料</span></div>
    <div className="dg-b dg--sky" style={{left:"2.2222%",top:"15.4321%",width:"43.7500%",height:"11.9342%"}}><span className="dg-t">外部チェーンでロック</span></div>
    <div className="dg-b dg--green" style={{left:"2.2222%",top:"35.3909%",width:"43.7500%",height:"11.9342%"}}><span className="dg-t">全額を反映</span></div>
    <div className="dg-b dg-plain" style={{left:"2.2222%",top:"55.3498%",width:"43.7500%",height:"11.9342%"}}><span className="dg-s">支払うのは送金元チェーンのgasだけです。</span></div>
    <div className="dg-b dg--sky" style={{left:"54.0278%",top:"15.4321%",width:"43.7500%",height:"11.9342%"}}><span className="dg-t">申請額</span></div>
    <div className="dg-b dg--orange" style={{left:"54.0278%",top:"35.3909%",width:"43.7500%",height:"11.9342%"}}><span className="dg-t">− 定額のプロトコル手数料</span></div>
    <div className="dg-b dg--green" style={{left:"54.0278%",top:"55.3498%",width:"43.7500%",height:"11.9342%"}}><span className="dg-t">送金先チェーンで払い出し</span></div>
    <div className="dg-b dg-dashed dg-left" style={{left:"0.0000%",top:"76.5432%",width:"100.0000%",height:"19.1358%"}}><span className="dg-t">料率ではなく定額である理由</span><span className="dg-s">プロトコルが回収しているのは外部チェーンへトランザクションを送る費用であり、移動する金額に比例しません。出金はバッチ化もされるため、外部チェーンのコストが件数に比例して増えることもありません。</span></div>
  </div>
</div>

**入金は無料です**。入金を反映するためにプロトコルが徴収するものはありません。支払うのはトランザクションを送るための送金元チェーンのgasだけで、ロックした全額がそのまま取引に使える残高になります。[入金](/ja/help/deposit)を参照してください。

**出金には定額の手数料がかかります**。Intention側で残高が焼却される時点で、金額から差し引かれます。送金先チェーンが受け取るのは申請額から手数料を引いた額で、手数料は同じ実行ステップでプロトコルのシステムアカウントに計上されます。これに加えて、送金先チェーンのgasも負担します。

ここで料率ではなく定額が正しい形なのは、プロトコルが回収しているコストが外部チェーンへトランザクションを送る費用であり、移動する金額に比例しないからです。料率にすれば、手間が増えていないのに大口の出金から取りすぎることになります。

出金は**バッチ化**もされます。申請と確定をまとめて行うため、外部チェーンのコストは出金件数に比例して増えません。[ブリッジ](/ja/protocol/architecture/bridge)を参照してください。

入金にも出金にも**最低額**があります。最低額があるのは、送金額が処理コストを下回らないようにするためです。そうでなければ、手数料が元本を上回りかねません。

<Note>
  出金手数料、有効化手数料、両方の最低額は、いずれもオンチェーンの設定です。参照用の設定では、出金手数料と有効化手数料をそれぞれ1 USDC、入金をゼロとしています。これらを前提にせず、実際の値を読み取ってください。値はリリースごとに公表され、現行値は[入金](/ja/help/deposit)に掲載します。
</Note>

<h2 id="account-activation">
  アカウントの有効化
</h2>

アカウントがまだ存在しないアドレスへ内部送金すると、アカウントが作成されます。その最初の送金には**一回限りの有効化手数料**がかかります。同じアカウントへの以降の送金は無料です。

知っておく価値のある例外が2つあります。

* **入金では課されません**。ブリッジ経由で着金した場合、アカウントの有効化は無料です。外部から新しいアドレスに資金を入れることが、不利にならないようにしてあります。
* **バッチで二重に課されません**。1つの送金バッチに同じ新規受取人が複数回現れても、有効化手数料は1回だけです。

この手数料があるのは、アカウントを作ると恒久的な状態が生まれるからです。その状態は、すべてのバリデータが保存し、すべての状態証明が運ばなければなりません。費用がなければ、アカウントを量産するだけで、ネットワーク全体の状態をただで膨らませられてしまいます。

<h2 id="vault-fees">
  ヴォールトの手数料
</h2>

<Note>
  ヴォールト商品はまだ開発中で、以下の数値は暫定的なものです。[ヴォールト](/ja/trading/vaults)を参照してください。
</Note>

[ヴォールト](/ja/trading/vaults)には独自の経済設計があり、2種類の間で大きく異なります。

|               | プロトコルヴォールト | ユーザー作成ヴォールト                     |
| ------------- | ---------- | ------------------------------- |
| **作成**        | —          | 100 USDC（返金なし）と、100 USDCの初回預け入れ |
| **運用者への利益配分** | 0%         | 10%                             |
| **預入者への利益配分** | 100%       | 90%                             |

プロトコルヴォールトは取り分を取りません。現在の利益はマーケットメイクで得るスプレッドと、テイカー戦略が回収する分であり、それがすべて預入者に渡ります。運用商品ではなく、取引所自身の流動性だからです。強制決済の引き受けと取引手数料収入の配分も設計には含まれますが、現時点ではヴォールトに回されていません。[ヴォールト](/ja/trading/vaults)を参照してください。

ユーザー作成ヴォールトが運用者に支払うのは**利益の10%**、ただしその算定は預入者ごとです。基準になるのはその預入者自身の加重平均取得NAVで、引き出しまたは分配のときに徴収されます。したがって、持分の価値が支払った額を上回っていない預入者は、何も払いません。運用者はさらにヴォールト価値の5%以上を保有する必要があり、手数料よりもこちらのほうが重要です。運用者の収入だけでなく、運用者自身の資金が預入者と同じ方向に動くということだからです。

作成手数料は返金されず、最低初回預け入れ額と、作成者の親アカウントに対する取引出来高の要件が併せて課されます。これらがあるため、軽い気持ちでヴォールトを作るのは割に合いません。だからヴォールト一覧は、放置されたものの名簿ではなく、実際に動いている戦略の集まりに保たれます。

<h2 id="liquidation-penalty">
  強制決済のペナルティ
</h2>

[強制決済](/ja/trading/liquidations)されると、ポジションの損失以上のコストがかかります。強制決済されたポジションにはペナルティが課され、**保険基金**に支払われます。強制決済が破産価格より不利な価格で成立したときに、不足額を吸収するのと同じ基金です。

この構造そのものが要点です。保険基金が備えるリスクを生むアカウントが、その基金の原資を出しているということです。これは収益ではありません。ペナルティはプロトコルの手数料アカウントには一切流れず、収益として支出することもできません。

ペナルティはマーケットごとのパラメータで、そのマーケットの他のリスクパラメータと並んで設定され、同じように読み取れます。[マーケット](/ja/trading/markets)を参照してください。

<h2 id="what-you-are-never-charged">
  決して課されないもの
</h2>

**取引のgas**。注文の送信、変更、取り消しはプロトコルネイティブなトランザクションで、gasも手数料市場も必要としません。[取引手数料](/ja/programs/fees#placing-orders-costs-no-gas)を参照してください。

**ポジションを持ち続けることへの手数料**。保有のコストは[資金調達率](/ja/trading/funding)による受け払いであり、これはロングとショートの間の移転です。プロトコルの徴収ではありません。どちら側を持っているかによっては収入になります。

**取り消しの手数料**。取り消しは無料で、回数の制限もありません。取り消しに課金する取引所には、新鮮な気配が最も必要な変動局面でこそ、古い気配が残ります。

**休眠手数料や維持手数料**。何もしないアカウントには、何の費用もかかりません。

<h2 id="where-to-go-next">
  次に読む
</h2>

<CardGroup cols={2}>
  <Card title="取引手数料" href="/ja/programs/fees">
    約定にかかるコストと、取引手数料の行き先です。
  </Card>

  <Card title="ブリッジ" href="/ja/protocol/architecture/bridge">
    出金の経路と、それが2段階で走る理由です。
  </Card>

  <Card title="ヴォールト" href="/ja/trading/vaults">
    2種類のヴォールトと、その経済設計の全体です。
  </Card>

  <Card title="強制決済" href="/ja/trading/liquidations">
    何が引き金になり、何がコストになるのかです。
  </Card>
</CardGroup>
