> ## Documentation Index
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# はじめに

> Intentionが存在する理由、ここでいう分散型のクリアリングと決済とは何か、そして最終的に誰が誰にいくら支払うのかを決める部分が運営者の私有システムではなくプロトコルに属する理由です。

> ## Trade different.

歴史の大半において、市場は閉じていました。取引は取引所の壁の内側で行われ、その執行は外部の誰にとっても不透明でした。決済には数日かかり、カストディはカウンターパーティから借りるものでした。オープンなアクセスは宣伝文句であり、アーキテクチャは設計からして閉じていました。

ブロックチェーンはそれを変えると約束しました。単純な操作については、実際に変えました。しかし汎用チェーンは、本格的な市場のために作られたものではありませんでした。マッチングの優先順位はブロック生成者をめぐる競争になり、マーク価格は実行とは別の周期で動き、強制決済はkeeperによるオークションと化し、板はオフチェーンで動くか、意味を持てないほど遅いかのどちらかでした。資本は速度と確実性を求めて、カストディアルな取引所へ戻っていきました。

トレードオフはいつも同じでした。速度を取って自己管理を諦めるか、分散性を取って取引所としての品質を諦めるかです。第三の選択肢はありませんでした。

私たちはそれを作っています。時間をかけて、正しく。

<h2 id="what-intention-is">
  Intentionとは
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Intentionは、開かれた市場をプロトコルの操作として動かすために作られたLayer 1です。注文のマッチング、証拠金、強制決済、資金調達率、決済は、チェーン上にデプロイされたアプリケーションでもなければ、オフチェーンのマッチングエンジンが結果を報告してくるものでもありません。これらはネットワーク自身のバリデータによって、コンセンサスがコミットした順序に沿って、決定的なカーネルの内部で実行されます。

これを分類する語は**分散型のクリアリングと決済**です。取引の前後で市場インフラが担う機能——誰が誰にいくら負うのかを確定し、それを記録し、最終にする——を、機関の連なりではなくプロトコルが担います。[これが置き換える市場インフラ](/ja/protocol/architecture/overview)が、その各機能をここでの居場所に対応づけています。

取引所はそれだけではありません。フロントエンド、アカウントの運用、マーケットの上場、サポート、商業的な条件が、その周囲に置かれます。ネットワークが公開し検証可能にするのは、食い違いが誰かの金銭的損失に直結する部分です。すなわち、**誰が何を、いくらで約定させ、最終的に誰が誰にいくら支払うのか**です。

Intention上で最初に動くアプリケーションが**Intention Exchange**です。完全な中央指値注文板（CLOB）、プロ向けの注文タイプ、分離マージンとクロスマージン、プロトコルネイティブな強制決済、オンチェーンの流動性ヴォールトを備えた無期限先物取引所です。自前のマッチングエンジンやリスクパイプラインは実装していません。チェーン上で動くことによって、その両方を継承しています。同じ基盤は、[トークン化された実物資産](/ja/trading/markets)を含む他の板取引マーケットを、実行モデルを変えずに載せられるよう設計されています。

<h2 id="open-by-asset-ai-native-by-protocol">
  資産においてオープン、プロトコルにおいてAIネイティブ
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この設計は特定の種類の不透明さを取り除きます。しかもそれは、上から機能を付け足した結果ではなく、取引ロジックがどこに置かれているかから導かれる帰結です。

実行はコンセンサスがコミットした順序に従います。だからブロックをリプレイすれば、結果はそのまま再現されます。価格はそれを消費するブロックの中で認証されます。先回りできる別立てのオラクル周期は、そもそも存在しません。強制決済、資金調達率、保険はコントラクト呼び出しではなくプロトコルの操作です。だから、それらを引き起こした約定と同じステップで実行されます。カーネルはトランザクションごとに出力を出します。あらゆる状態変化は、原因となったトランザクションまで辿れます。

これらはいずれも、設計とは別にプロトコルが行う約束ではありません。コミット済みの順序に従って動く決定的な状態機械が生み出すものです。だからこそ[アーキテクチャ](/ja/protocol/architecture/overview)は、機能の一覧としてではなく、ひとつのまとまりとして読む価値があります。

人間のトレーダーにとって、これらの性質はより公正な取引所をもたらします。監査できる順序、検証できる価格、オフチェーンの競争ではなくプロトコルのルールに従う強制決済、誰か他人のデータベースではなくプロトコルの水準に存在する取引ごとの記録です。

誰かの代わりに取引するエージェントにとっては、もっと基本的なものをもたらします。自律的なエージェントは、取引所のレイヤーでこれまで人間がやってきた仕事を引き継ぎつつあります。その仕事は、ユーザーの*意図*（intention）に沿って行動することです。ノイズとしてモデル化するしかない取引所の上では、それができません。エージェントに必要なのは関数です。同じ入力には同じ出力が返り、あとから検証できるものです。コミット済みの順序に従って動く決定的な状態機械は、その関数のひとつです。

それが何のためにあるのかは、[AIによる取引：現在とこれから](/ja/protocol/ai-trading)にあります。エージェントが代わりに取引するときすでに機能するもの、どの取引所にもまだ存在しないもの、そのためにプロトコルのどの部分が作られているのかです。

<h2 id="where-to-go-next">
  次に読む
</h2>

<CardGroup cols={2}>
  <Card title="アーキテクチャの概要" href="/ja/protocol/architecture/overview">
    ネットワークのレイヤーと、IntentionKernelとIntentionBFTの噛み合い方です。
  </Card>

  <Card title="AIによる取引：現在とこれから" href="/ja/protocol/ai-trading">
    エージェントが代わりに取引するときすでに機能するものと、どの取引所にもまだ存在しないものです。
  </Card>

  <Card title="IntentionKernel" href="/ja/protocol/architecture/kernel">
    実行レイヤーです。命令セット、ブロックのパイプライン、結果が再現可能である理由がここにあります。
  </Card>

  <Card title="マイルストーン" href="/ja/protocol/roadmap/milestones">
    テストネットからメインネットまでの道筋と、各段階の検証のされ方です。
  </Card>
</CardGroup>

<h2 id="status">
  ステータス
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Intentionは活発に開発中です。このドキュメントの一部は、プロトコルが設計上保証しているものの、公開メインネットのUIではまだ提供されていない挙動を記述しています。該当するページには印が付いています。アーキテクチャとセキュリティのセクションは、作られつつあるシステムを記述しています。[ヘルプセンター](/ja/help/faq)はメインネットのローンチまで、大部分が暫定的な内容です。開発者向けドキュメントは[開発者サイト](https://dev.intention.xyz/)と[APIリファレンス](https://testnet-openapi.intention.xyz/)にあります。

<Note>
  ネイティブトークンは現時点で存在しません。このドキュメントはトークノミクス、ステーキングのインセンティブ、トークンセールについて記述していません。トークンに関する資料は、その資産が実際に稼働したあとにのみ公開します。
</Note>
