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Intentionで「withdraw」(出金)を押し、取引所側の残高は減ったのに、外部ウォレットにはまだ着金していません。このページでは、その差がなぜ生じるのか、どこまで開いたらエスカレーションすべきかを説明します。

出金のライフサイクル

Intentionから外部チェーンへの出金には3つの段階があり、それぞれに固有の遅延があります。
  1. リクエスト。 署名された出金メッセージがIntentionKernelに受理され、ブロックに含まれます。この時点で内部残高はすでに出金額だけ減っています。他のオンチェーン操作と同じ速さで、健全なネットワークなら1秒未満です。
  2. バリデータのアテステーション。 出金を含むIntentionのブロックがIntentionBFTによって確定すると、バリデータがそれを観測し、送金先チェーンでの支払いを認可するアテステーションに署名します。送金先チェーンのコントラクトが資金を解放する前に要求するのは、ステーク加重で2f+12f+1のクォーラム(定足数)に達したアテステーションです。プロトコルの詳細はブリッジのページを参照してください。
  3. 送金先チェーンでの決済。 誰か(本人を含む、任意のリレイヤー)が集約されたアテステーションを送金先チェーンのコントラクトに提出し、コントラクトがそれを検証して支払いを実行します。この段階の所要時間は、送金先チェーン自身が取り込みと確認に要する時間そのものです。

時間がどこにかかるか

支配的な遅延要因は2つあり、互いに独立しています。
  • Intention側のファイナリティは、上限が定まっていて小さい値です。IntentionBFTは確率的な確認を待たず、コンセンサスのパイプライン内でブロックを確定させます。
  • 送金先チェーン側は、そのチェーンのブロックとファイナリティの規則が要求するとおりです。速いチェーンなら数秒、遅いチェーンなら数分が加わります。
これに加えて、「Intention側でアテステーションのクォーラムに達した」時点から「集約された証明が送金先のコントラクトに提出された」時点までに、わずかな運用上の遅延があります。通常はリレイヤーが自動で即座に拾うため数秒の話ですが、ネットワークが混み合っているときは伸びることがあります。

問い合わせるべきタイミング

全体の想定所要時間は、送信時に出金ダイアログに表示され、送金先チェーンによって異なります。支配的なのは異議申立期間です。その時間が経過するまではサポートチケットを起票せずに待ってください。想定時間内であれば出金はほぼ確実にまだ処理中で、チケットを起票しても早くはなりません。 想定時間が経過した場合は、次を確認してください。
  1. 送金先ウォレットをブロックエクスプローラーで確認してください。すでに着金しているのにウォレットのUIが見落としている可能性があります。UIはチェーンから遅れることがあります。
  2. 送金先チェーンで、出金に使ったアドレス宛の支払いトランザクションを確認してください。そこに着金しているなら出金は完了しており、問題はウォレットがどう表示しているかです。
  3. Intention自身が報告する出金ステータスを、アプリまたは利用している連携経由で確認してください。
3つすべてが出金は止まっていると示しているなら、エスカレーションしてください。

チケットに記載する内容

次の内容をcontact@intention.xyzに送ってください。
  • 出金を開始したIntentionのアカウントアドレス。
  • 出金が記録されたIntentionのブロックまたはトランザクション。
  • 送金先チェーンと送金先アドレス。
  • 資産と数量。
  • 出金を送信したUTC時刻。
  • 上の3つの確認でそれぞれ観測したステータスの文字列。
これらの項目があれば、該当するアテステーションのレコードを特定し、クォーラムの段階、リレーの段階、送金先での決済の段階のどこで止まっているかをお伝えできます。