マージンモード
クロスマージンは、アカウントの担保資産をすべてのクロスポジションで共有します。あるポジションの利益が別のポジションの損失を相殺するため、相関の低いポジションを複数持つアカウントは、個々のポジション単体よりも大きな逆行に耐えられます。引き換えに、一つのポジションで十分に大きな損失が出れば、すべてを支えている担保資産を食い潰しかねません。 分離マージンは、単一のポジションに固定額を割り当てます。そのポジションの損失は割当額を超えず、他に保有しているものに及ぶこともありません。引き換えに、援軍はありません。そのポジションは他所の利益を引き当てられず、アカウント全体が健全であっても、自分の割当額が尽きた時点で強制決済されます。クリアとは、どれも無いこと
保有ポジション
未約定注文
条件付き注文
テイクプロフィットやストップロス
リデュースオンリー注文
マージンモード:クロスか分離か変更するマーケットだけをチェック
ポジションモード:ワンウェイかヘッジかアカウント内の全マーケットをチェック
レバレッジはこの制約の外ポジションや有効な注文があっても変更できる
範囲がクリアなら即座に適用
何か残っていれば理由付きで拒否、何も変わらない
ポジションモード
ワンウェイモード(片建て)では、マーケットごとにポジションは一つです。ショートを持った状態で買えば、新しいロングが建つのではなく、ショートが減るか反転します。これが既定であり、ほとんどの人にとって正しい選択です。多くのトレーダーが暗黙に想定しているのも、この挙動です。 ヘッジモード(両建て)では、同一マーケットでロングとショートを同時に持ち、それぞれ独立に保有・クローズできます。二つのレッグを別々に扱う戦略に向いています。 ポジションモードはアカウントごとに設定します。マーケットごとではありません。切り替えると、すべてのマーケットの挙動が一度に変わります。ヘッジモードでは、分離マージンで同一マーケットに持ったロングとショートは、二つの別々のリスクユニットになります。それぞれに独自の証拠金と強制決済価格があり、片方が強制決済されてももう片方は生き残ります。二つのレッグを互いに相殺させるつもりだった場合も同じです。
モードの変更
どちらの変更も、対象となる範囲が完全にクリアであることを求めます。保有ポジションが一つもなく、どんな種類の有効な注文も残っていない状態です。クロス:共有プール1つ
分離:個別の割当
アカウント担保資産
BTC
ETH
SOL
一方の利益が他方の損失を相殺
証拠金A
BTC
証拠金B
ETH
証拠金C
SOL
損失は各割当額が上限
引き換え一つのポジションで大きな損失が出れば、すべてを支える担保資産を食い潰しかねません。
引き換え援軍はありません。アカウント全体が健全でも、自分の割当額が尽きた時点で強制決済されます。
- マージンモードは、変更しようとしているマーケットだけをチェックします。他のマーケットは何を持っていても構いません。
- ポジションモードはアカウント内のすべてのマーケットをチェックします。すべての挙動を変える設定だからです。
レバレッジは別扱い
上の二つのモードとは異なり、レバレッジはポジションや有効な注文を持ったままでも変更できます。マーケットごとの設定で、変更は即座に反映されます。 レバレッジを下げると、すでに保有しているものに対する必要当初証拠金が上がるため、再計算後の所要額を賄える空き証拠金がある場合にのみ許可されます。上げる方向はポジションのサイズティアに制約され、大きなポジションほど上限のレバレッジは低くなります。レバレッジを参照してください。既定値
選び方
クロスを選ぶのは、方向性が一様ではない複数のポジションを持ち、互いに支え合わせたい場合です。一つが破綻すれば、他を支えている担保資産を食い潰しうることは理解しておいてください。 分離を選ぶのは、一つのポジションが生みうる損失に固い上限を置きたい場合や、アカウントで他に何が起きようと損失を限定したい戦略を走らせている場合です。 ヘッジモードは、両方向を持つことを戦略が本当に必要としている場合にだけ使ってください。独立に強制決済されうる対象が倍になりますし、レッグどうしは相殺されるものと思い込んでいたトレーダーが驚く、よくある原因でもあります。次に読む
レバレッジ
サイズティア、最大レバレッジ、ポジションを持ったままの調整です。
証拠金の追加
分離ポジションの割当額を増やす、あるいは減らす方法です。
強制決済
マージンモードが何をリスクユニットにするのか、その決まり方です。
クイックリバース
方向の反転と、各ポジションモードでの挙動です。