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スケール注文は、価格レンジに散らした複数の指値注文をまとめて送信します。TWAPが注文を時間で分割するのに対し、スケール注文は価格で分割します。 違いは、何について不確実性を引き受けるかです。TWAPは各間隔で相場が提示する価格をそのまま受け入れます。スケール注文は価格を固定し、どれだけ約定するかについての不確実性を引き受けます。相場が実際に取引した水準でしか約定しません。

階段状に並べる理由

レンジ全体で平均する。エントリー価格を1つに決めるのはタイミングへの賭けです。レンジに散らせば、相場がそこを通過する間に積み上がり、平均価格は一瞬ではなくレンジを反映します。 インパクトを抑える。1つの価格に置いた大きな指値注文は壁になります。複数のレベルに分ければ、同じ数量でも自然な流動性の分布に近づき、素通りされにくくなります。 意図を隠す。大きな未約定注文は見えるシグナルです。レンジに散らした小さな注文の集まりなら、何をしようとしているのかはずっと読み取りにくくなります。

パラメータ

価格は2つの端の間に等間隔で配置されます。数量の配分はスキューで制御します。

スキュー

スキューとは、終了価格側の数量と開始価格側の数量の比率です。
スキュー = 1 · 均等
スキュー = 4 · 遠い端に重み
合計数量も1.0、価格も同じ四つ。変わるのは配分だけです。
買いの階段で遠い端に重みを寄せるのは、価格がさらに下がった場合にだけ多く投じるということです。
50,0000.25
49,8000.25
49,6000.25
49,4000.25
50,0000.10
49,8000.20
49,6000.30
49,4000.40
実務上の使い方はこうです。買いの階段で遠い端に重みを寄せるのは、価格がさらに下がった場合にだけ多くの資金を投じるということであり、均等に投じるのとは別の賭けです。レンジのどこでポジションを持ちたいのかという確信を表現します。

検証

階段は、1件も発注される前に全体がチェックされます。
  • 個々の注文がマーケットの最小注文数量と最大注文数量を満たすこと
  • 合計が当初証拠金の要件を満たすこと
  • リデュースオンリーの場合、合計が現在のポジションを超えないこと
1つでも通らなければ、何も発注されません。途中まで並んだ階段は、指定した戦略でもなければ、自分で選んだであろう戦略でもないからです。 送信前には階段の最初と最後の注文が表示されるので、レンジと数量が意図どおりかを確認できます。

発注後

発注されたあとは、これらは通常の指値注文です。背後で動いている戦略はありません。 つまり、どの注文も個別に取り消しや変更ができ、それぞれ独立して板に残り、独立して約定します。階段の一部だけが約定してもリバランスは起きません。相場がレンジの半分を抜けて反転すれば、半分だけ約定した階段が残り、残りはその場に置かれたままです。追いつく仕組みはありません。スケール注文は執行アルゴリズムではなく、発注そのものだからです。
階段にポストオンリーを使えば、すべてのレベルにメイカー手数料が適用されます。同時に、発注時点で板を越えることになるレベルは約定せずに拒否されるということでもあります。最良気配に近すぎる位置に並べた階段では、これが気づかないうちに歯抜けを生みます。

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TWAP

価格ではなく時間で分割し、遅れを取り戻す仕組みです。

注文タイプ

各レベルに適用されるポストオンリー、GTC、IOCです。

注文の変更

発注後に個別のレベルを調整する方法です。

手数料

板に残る階段のレベルに適用されるメイカー手数料です。