価格指値:受け入れる最悪の価格を指定成行:板をたどる、保護用の上限価格付き
有効期間GTCは板に残る · IOCは残りを取り消すFOKは全部か無か · ポストオンリーは取りにいくなら拒否
フラグリデュースオンリー:ポジションを縮小するだけ新規に建てることも反転させることもない
注文
三つは独立です。どの価格にもどの有効期間も組み合わせられ、フラグの有無も自由です。
指値か成行か
指値注文は、受け入れる最悪の価格を指定します。買いは指定価格かそれより有利な価格で、売りも指定価格かそれより有利な価格で約定します。価格を正確に制御でき、スリッページを負いません。その代わり、そもそも約定する保証がありません。相場が指定価格に届かなければ、注文はただ待ち続けます。 板を越えない指値注文は板に残ります。これによってメイカーとなり、テイカー手数料より低いメイカー手数料が適用されます。手数料を参照してください。 成行注文は価格より約定を優先します。反対側の板を最良気配から内側へたどり、指定した数量が埋まるまで消費します。 マッチングエンジンに実際に届くのは、上限のない成行注文ではありません。スリッページ許容度、マーケットの価格バンド、その数量が消費する板の厚みから導かれる、保護用の上限価格を持った指値注文に変換されます。成行注文が一部約定で返ってくることがあるのはこのためです。上限価格に達したのです。成行注文とスリッページ保護を参照してください。有効期間
有効期間が答えるのは1つの問いです。いま約定しなかった部分はどうなるのか。
1つの注文に適用できるのは1つだけです。
GTC(good till cancelled)は、板に残す注文の既定値です。文字どおり永久ではありません。放置された注文が板に無限に溜まらないよう、注文には最長の有効期間があります。
IOCは、指定価格で板が出している分を取り、残りを取り消します。利用可能な数量が10のところに15の買いを出せば、10が約定して5が取り消されます。
FOKは全部か無かです。同じ注文であれば、約定は0になります。15が用意できない以上、何も執行されません。中途半端なポジションを持つくらいなら持たないほうがよい場面で使ってください。スプレッドをレッグごとに組む場合や、半分だけ約定してもポジションを取ったことにならず単に晒されるだけになる戦略です。
ポストオンリーはメイカーであることを保証します。注文が板を越えて流動性を取ることになる場合は、執行されずに拒否されます。マーケットメイカーが誤ってテイカー手数料を払わないようにする仕組みです。
フラグ
リデュースオンリーは、その注文がポジションを縮小することしかできず、新規に建てることも反転させることもないと保証します。送信時にチェックされ、ポジションが変化するたびに再適用され、証拠金を拘束しません。リデュースオンリーを参照してください。条件付き注文
ここまでは、受理された瞬間から有効になる注文の話です。条件付き注文は違います。板の外で価格を監視しながら待機し、トリガーが発動して初めて上記のいずれかの注文になります。 テイクプロフィットとストップロスもこれに含まれます。すでに保有しているものを守るために対象を限定した条件付き注文です。条件付き注文とテイクプロフィットとストップロスを参照してください。選び方
最もよくある高くつく失敗は、見えている板の厚みに対して大きすぎる成行注文です。見えているのは最良気配の価格、実際に得るのは平均約定価格であり、その差は数量が増えるほど広がります。送信前に板の厚みを確認するか、注文を分割してください。
次に読む
条件付き注文
有効になる前に価格を待つ注文です。
成行注文
成行注文に付く保護用の上限価格がどう導かれるかです。
板
どう出すかを決める前に板の厚みを読む方法です。
注文の変更
有効な注文を変更する方法と、キューの位置で支払う代償です。